韓国のカメラワークから学んでみようの巻〜〜!
こんにちは!お久しぶりになってしまいました…わかめです。
最近、ネタを集めたくて部署員に色んなアンケートを取っています。それを題材にまた記事を書こうと思うのですが、
今の時点で、「韓国のカメラワーク」についての意見がとても多いのです!「ぎゅんぎゅんしてるよねー」とか「日韓のカメラワーク比較動画とか面白かったなー」とか。
韓国のカメラワーク、分かりますか??
私は去年の秋頃に初めて目にして、衝撃を受けました。私が衝撃を受けた動画、載せときます。。笑
最初観た時、「なんだこのふざけたカメラワーク!酔うわ!!」って感じで結構馬鹿にしてたんですよ。まあ今もですけど、笑
でも私自身韓国のアイドルに少しずつハマっていきまして…今までいっぱい同録見てきたんですけど、
だんだんと、肯定的になってきました笑
確かに酔うけど、色々な点において見やすくてかっこいい同録になっているのも事実なのです。韓国のカメラワークからも沢山学べます。
なので今回は、私がどハマり中のIZ*ONEのvioletaという曲の映像から、私が今まで感動したポイントを語っていきたいと思います。オペや編集をやる際に参考になる事もきっとあるはず!
そしてきっとIZ*ONEのことも、好きになっちゃうだろう〜〜!
1.これは何にも分かっちゃいない!!っていうカメラワーク
今回は、見にくい同録と見やすい同録を比較しながら説明していきたいと思います。
まずは悪い例👎👎 0:00~3:23あたりまでです
これはライブスイッチングということもありメインに映すようだったのかな?って思ってますけど、
それにしても、何か見づらいな〜っていう印象あると思うんです。
でも、一人一人ソロは大体抑えられているんですよね。じゃあ何故見にくいのでしょうか!
一言でいうならば、ずっっと寄り画!
ずっとカメラを変えてバストアップの画を使い続けてますよね。確かにその子の可愛らしいお顔は確認できますけど、その子以外のみんな何してんの???って感じになります。ファンは一番後ろの端っこで頑張って踊っている推しを見たくなるものです。ソロだけ抜いてたらいいって話ではない。
もう1つ、ずっと寄り画に切り替え続けることで、画かぶりが生じます。同じ画角の違うカメラに切り替えた時のガガっとする感じが絶妙に不愉快です。笑
一人一人次々とソロがあるのでここで大事になってくるのが「引き画の挟み方」となるわけです。
ということで、この同録に改善を求めるのなら、
①もっと引き画を挟んで欲しいなぁ
②ソロ以外の子は何してるのかなぁ
です。
以上の点を意識した上で、次の同録を見てみましょう〜〜
2.一周回って見やすい!!韓国のカメラワーク
これは数々のvioleta(この曲名です)の同録を見てきた中でかなり見やすいなぁ〜って思った映像です。
とりあえず全部見て欲しいなぁ
いや、ギュインギュインするやん!!って思ったかもしれませんが、ちょっと免疫がついたのかな、、私はあんま気にならなくなりました。笑
というか、良く見れば、工夫されてる要素が沢山あるんです
ではこの動画の良いところを説明します!
①ソロを抑えつつも引き画も挟んでる!
ここが激しいカメラワークの中でもバランスの良い同録になっている最大の理由かと思います。ソロはばっちり寄りで抜いて、でも全体でどんな振りなのか、どこの位置にいるのかも見て分かるって、すごくないですか??
この映像の引き画を入れているタイミングは大きく分けて2つあります。
(1)ソロ→ソロの間
これによりさっき述べた画かぶりがなくなります!
例えば、一番最初の歌い始めはウォニョンちゃん(寄り)
いやぁかわいい、、14歳ですよ
で、すぐ次に宮脇咲良のソロに移るのですが、
一旦引き(全体画)を挟んでから、
さくらたんの寄り。きゃわ〜〜
みたいな感じで、寄りと寄りの間に全体画を挟むことによって画かぶりも防げるし、全体が何をやっているのかっていうのがわかります。これが1つめのタイミング。
(2)全体で踊ってたり隊列を組んだりしてる時
さっきの続き。さくらたんのあとにミンジュのパートが来ます。
悪い例の動画ではここはずっと寄り画で、(しかもミンジュじゃない寄り画なのがまたおもろい)
他の人が何してるのか分かりませんでしたが、この同録に関しては、
ミンジュの寄りからの
全体!実はみんなでウェーブみたいな振りをしていたんですね〜〜きゃわいいぃ
というように、全体で動いてるところ、隊列を組んでいるところは引き画にするのが望ましいです。
これは編集しながら全体を意識していないと結構出来ないものです。FIXや引きカメの画を時折見ながら、注意して編集すると良いと思います。
あと練習動画見てカメラワーク考える時、ソロを確認するのももちろんですが、全体画にしなきゃダメなところも同時に考えると、スルスルっとカメラワークが決まります!
この先も、寄り→全体にして隊形映す っていうのがずっと続いていくのかな、
と思いきや、ずっとそれだと飽きてしまうので、
Bメロになったら、反対に全体→寄り画の順にしたりとか工夫されてます!
からの
みたいな!
あとは同じ引きでも正面引きカメを使ったりクレーンを使ったり、
色々なレパートリーが出てきます。
まぁ現実はそんな使えるカメラの種類が多いわけではありませんよね。
ここで、使うカメラの決め方について、一旦私たちの普段のオペを思い出してみましょう!
私たちが普段オペするカメラの役割は基本的に、
1.2.3カメ→ソロを抑える寄り画
4.2階カメ.クレーン.fix→全体を映せる引き画
レール.手持ち.ワイコン→エモ担当.スパイスみたいなもの
だと思っています。人によって感じ方違うかもしれないけれど。
なので寄り→寄りで来たから次は引きだな〜、さっきも引きfix使ったから今度2階使おうかな!
みたいな感じで考えていくと、飽きないカメラワークがどんどん決まっていくと思いますので、ご参考までに!
ここまでが、寄り引きのバランスの話でした。
②シンメの大切さ
前の記事でもありましたペアの大切さ!
これはラスサビ近くにある仁美ちゃん、奈子ちゃんが一緒にvioletaポーズをしてる写真です。
いや、紙吹雪多すぎ。笑
この動画では、このコンビが2人とも収まっていて、あぁーーひぃなこエモい!!
ってオタクは歓喜するわけです。
しかしここの部分に関して、何度奈子が抜かれなかったことか。。
もう反対側に奈子がいるんやで。。
奈子もびっくりしてるんちゃうか。。って、奈子ファンは何回も涙を流しました。たぶん。
ということで私の言いたいことは、2人頑張ってるなら2人映す!これに尽きます。
例えば私達のオペにありがちなのは、某男子チアリーディングチームSH◯CKERSさん(全然隠せてない)の演技で、
対角の2機で同時にトスが上がることがあると思います。
ここは前カメの12カメに追ってもらってどちらかを使う、というのももちろんありだと思いますが、
やっぱ1機に絞ったらもう1機はせっかく沢山練習して危険な中飛んだのに、、映らない、、ってことになってしまいます。
とは言っても犠牲にせざるを得ないこともあるので、一概にそれはやめようね、とは言えないですが、
FIXとか他のカメラ使って2機とも映してあげるっていうのが思いやりがあっていいかな〜って思います。
あとは分割とか(笑)リスクが高すぎるけど、2機とも映せる点では良いんじゃないかと思います。
③「鳥肌」の作り方
私達同録を作る側が是非とも意識してほしいとつくづく思うのは「鳥肌ポイント」を意識することです。
この曲には鳥肌ポイントがいくつかあって、そこのカメラワークに注目するのもまた面白いです。
まず2番サビの、みんながひらひら開くところ、ここでファンはうぇーーーいい!!って感動するところなんですが、
直前に宮脇咲良の思いっきりバストアップ寄り画を使ってからの、
美しいひらひらを全体画!
作った側がそこまで意識してるのかは分かりませんが、さくらたんのガン寄りがあったからこその全体というこの寄り引きのメリハリから、感動が生まれてるのもあるのかなって思います。
あとはクライマックスのラスサビがまっじっでこの曲はかっこいいんです。悪い例では、
まぁ旋律を聴くだけで多少鳥肌は立ちますけど、全体の動きが分からず、、
しかもシンメのところは二人映ってないし!! ファン泣かせの同録ですね
ここはカメラワーク次第でもっとブッツブツの鳥肌を立たせられます!笑笑
どうですか??まぁこんなギュインギュインなカメラワークをしろって言っているわけではないんですが、とにかく、カメラワークで感動を削いで欲しくないということです。
ステージ上の感動をそのまま伝えられるような、出来れば感動を増やせるような、そんなカメラワークを作れるように、心がけてたいものです!
心がけ次第で あ、ここ工夫されてるな〜 って感じられる同録に少しでも近づけると思います!
ということで、私の思想を長々と語ってしまってごめんなさい。。全て正しいというわけではないと思うので、参考になる所だけ参考にしてほしいと思います。
ただ、韓国の激しいカメラワークは、決してふざけているからではなく、寄り画も全体も撮ってあげたいっていう韓国人カメラマンのホスピタリティから来ているのかもしれません!!(雑なまとめ)
引き続きネタ募集してます!
何か取り上げて欲しいネタがありましたらわかめまでご連絡を。
長かったと思いますが、読んでいただきありがとうございました!