アイドルとミュージカルオペについて

 

こんにちは!2年の林と申します。今回、少しばかり語らせてください・・。

1、アイドルオペについて

 アイドル(ユニドル)オペ、滅茶苦茶楽しいです!!楽しいのですが、アイドル「だから」できること、できないことって色々あるなあと学んだのがこの一年だったので、個人的ポイントを書かせて頂こうかと思います。

 

 ①寄れるとこまで寄る。

ドルオタの皆さまならわかってくださると思うのですが、アイドルって「存在」が一番大事なんですよね。今、その曲をパフォーマンスしているのがその人ということが一番重要。なので私は、見ている人にパフォーマンス+「その人」を届けたいと考えています。じゃあどうするか。

・・寄るんです!!

もう、顔にがんがん寄るんです。拳一つ分とか関係ありません。この子(達)ときめて、画面いっぱいに可愛いorかっこいい姿を収めてあげる。寄るときはしっかりピントを合わせて、フレームアウトしない単調なポイントや笑顔ポイント見つけ出して、寄ります。

 

   

 

②寄りと引きを明確にする。

①で寄ると書いたんですが、寄るだけじゃなく、引きも気にするべきだと思っています。踊っている姿や全身の衣装が見えなければ、その瞬間の彼女達を映す意味がないですから。

隊形がきれいなときは隊形を少し挟んだり、振りが激しい部分があれば全身を入れたりしてみて良いように思います。例えば衣装を持つ振りでは持った手から全身に引くとか・・どうでしょう?笑

 

 

 

寄りと引きの話をさせて頂いたのですが、そうなると要らないのが何かといい

ますと、「中途半端」な寄り引きだそうです。(尊敬する先輩が本当によくおっしゃ

っていました。)

全身の動きが激しいのにウエストショットで・・とか笑顔ポイントなのに前カメで

二―ショット・・とかいう場合ですかね。そうじゃなくて、寄るなら寄る、引くな

ら引く。それを大胆に付けられるのはアイドルならではの強みのように感じます。

アイドルに顔寄りして怒られることはありませんから笑

 

③まんべんなく映す

 例えばソロでもないのにアイドルAがアップで映って、引きの隊形で、またAの寄り・・ってなったら皆様どう思われますか?

 私は「私の推しは・・・・???」ってなります。(経験談

これが3人などの少ないアイドルユニットならまだ分かりますが、今流行りのグループアイドルではありえないですよね。

ですので、「使われたら違う人を映す」が鉄則だと思っています。それが寄りであれ引きであれ、使われたら次はまだ映していない人やなかなか移せない人を映す。歌割パートでは難しいですが、間奏やサビでは充分可能だと思います。(もちろんセンターはとても大事なので、タイミングが肝心なのですが。)

センターだけでなく、より多くのメンバーも映せば、たくさんのファンが幸せな映像になるのではないでしょうか!!

 

 

 以上が私が思う、この一年間に色々な先輩方から教えていただいた、アイドルオペにおいての(主にカメラの)厳選重要ポイントです!!当たり前のことも多いかと思うのですが、何よりこの3つを大げさにやり切ることが大事なのかなあと考えています。

 他にもそのアイドルがどこを売りにしているか考える、とか切り替えの数を普段より多く考えないといけないとか本当に色々と教えて頂きました。まだまだ自分は全然思い通りにできないのですが、アイドルオタクとして何かしら書いてみたいと思っていたので・・失礼しました。

 

2、ミュージカルについて

なげえよ・・と思われそうですねごめんなさい・・。

今回はミュージカルについて少しお話させて頂ければと思います。

眠い!で有名なミュージカルオペが少しでも楽しいものになることを祈り・・笑

 

①次に何がくるかを考える。

ミュージカル≒お話です。歌だけ、踊りだけではなくお話が伝わらなくてはいけません。なので、普段のパフォーマンスを撮影するときよりも、内容理解が大事になってくると思っています。どうしてかといいますと・・

 

例えば、「AがBに向かって激しい口調でののしるが、それをCが止めに入る」というシーンだったりします。その時に、喋るAの顔だけ映していたら・・いきなりCが画面にIN!!されるわけです。「えええ・・」ってなりませんか?笑しかもAを止めに入る=Aに顔を向けているわけですから、いきなり画面に後頭部。ですのでそれを回避するために、そろそろCが入ってくるなあとおもったら、ABC全員を抑えた引きを挟むのが一つの手です。しかしこの「入ってくるなあ」はある程度の内容理解ができてないと思えないのです。

 

いかがでしょうか。また、喋らなくても後々ストーリーに関する小細工をしている役者さんを捉える時とかにも必要不可欠だと思います。

これはカメラ員でも同じです。どんどんお話が進む中で、すべてをSWが指示するのは不可能ですよね。ある程度カメラ員も理解していないと、お話を追えなくなってしまいます。

 

②寄りすぎない

お話を伝えることに共通するのですが、会話だけのシーンでは「寄りすぎない」ことが大事だと考えています。役者さんは、会話の中で言葉の言い回しだけでなく動きも大事にされています。少し体をそらして偉そうにしたり、指先の細かな動きで緊張をあらわしたり・・。本家宝塚の男役の方は、町の男の人を観察して動きを真似ているそうですよ!!

そういったこともなるべく画面に捉えると、より役者さんの意図が伝わるのではないでしょうか。

 

③歌声に合わせる

ごめんなさい、完全に思想なのですがこれだけ・・。

ミュージカルは起承転結がわりとはっきりしていますから、ほとんどに転=困難のシーンがあると思います。あるいはバッドエンドとか。そういった時に想いを抱えた人物が1人、ピンスポに照らされ、ゆっくり歌います。そして最後に長いビブラートを聞かせる・・。コイツ何言ってんの?と思うかもしれないですが、本当に多いんです!!!そのビブラートの時に段々と引くカメラがあったら、綺麗だと思いませんか??その切なさに感動しませんか?すごくおすすめです!

こういったシーンでなくても、動きだけじゃなく声に合わせて映像を変える、というのはミュージカルですごく効果的だと思います。

明るい歌声では切り替え多めとか、力強い声になったら寄りが多めとか!

 

 

   以上がミュージカルオペについて私が思っていることです。なんか書きながらすごく

余計なこと言ってる気がする・・と思いました、すみません!どなたか一人にでも面白い

なあと思っていただければ幸いです。

長々とお付き合い頂きありがとうございました・・!!失礼しました